2024年4月 主要百貨店大手6社 売上速報
注)文章は全て百貨店の発表によるもの
高島屋
大阪店 | 40.8 |
堺店 | ▲1.1 |
京都店 ※1 | 26.5 |
泉北店 | ▲0.3 |
日本橋店 | 15.2 |
横浜店 ※1 | 5.7 |
新宿店 | 18.5 |
玉川店 | ▲3.8 |
大宮店 | 5.3 |
柏店 ※1 | ▲7.2 |
㈱高島屋 各店計 | 17.3 |
岡山高島屋 | ▲7.1 |
岐阜高島屋 | 16.6 |
高崎高島屋 | ▲0.5 |
㈱高島屋単体および国内百貨店子会社 計 | 16.3 |
※1.京都店の売上高は「洛西店」、柏店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン おおたかの森店」を含む。
店頭売上高は前年比16.3%増と16カ月連続のプラスで、19年比は17.6%増、18年比は16.5%増といずれも上回った。免税売上高は209.0%増、19年比106.6%増、18年比112.2%増。ラグジュアリーブランドを中心とする高額品が押し上げ、単月としては2カ月連続で過去最高を更新した。免税を除いた店頭売上高は2.5%増、19年比4.2%増、18年比2.6%増。国内顧客は気温の上昇に伴い、ブラウス、カットソーや日傘、帽子などが堅調に推移した。そのほか、ゴールデンウィークに向けたスーツケースなどの旅行用品も動きがあった。
店舗別では13店舗中、7店舗で前年を上回った。大阪店(40.8%増)、京都店(26.5%増)は依然として増勢が続き、16カ月連続の2桁増となった。先月に引き続き新宿店(18.5%増)、日本橋店(15.2%増)も高い伸長率を維持している。岐阜高島屋は16.6%増と伸長した。
商品別売上高(同社分類による14店舗ベース)では、紳士服、紳士雑貨、婦人服、婦人雑貨、特選衣料雑貨、宝飾品、呉服、スポーツ、リビング、美術、食料品、サービスが前年を上回った。
大丸松坂屋百貨店
大丸心斎橋店 | 37.0 |
大丸梅田店 | 4.7 |
大丸東京店 | 12.5 |
大丸京都店 | 25.3 |
大丸神戸店 | 4.0 |
大丸須磨店 | ▲1.0 |
大丸芦屋店 | 1.5 |
大丸札幌店 | 14.2 |
大丸下関店 | ▲4.8 |
松坂屋名古屋店 | 3.6 |
松坂屋上野店 | 8.6 |
松坂屋静岡店 | ▲4.0 |
松坂屋高槻店 | 5.6 |
店 計 | 12.7 |
法人・本社等 | 34.7 |
大丸松坂屋百貨店 合計 | 13.5 |
博多大丸 | 10.7 |
高知大丸 | ▲8.2 |
百貨店事業 合計 | 13.1 |
売上高は大丸松坂屋百貨店合計で13.5%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計が13.1%増で、共に31カ月連続でプラスとなった。名古屋店は大型改装により婦人服売場面積が7割減となったものの、インバウンドが前年の3倍と好調で、ラグジュアリーブランドと化粧品が大きく伸長し全体を押し上げた。
大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は212.6%増、客数は138.5%増、客単価は31.1%増で、単月で最高記録を更新した。店舗別では、15店舗中、11店舗が前年実績を上回った。
大丸松坂屋百貨店の店計売上げ(法人・本社等の本年・過去実績を除く)は12.7%増、国内売上高(免税売上高の本年・前年実績を除く)は前年比1.0%減。大丸松坂屋百貨店(既存店)の免税売上高は19年比57.9%増、18年比91.8%増だった。
三越伊勢丹
伊勢丹新宿本店 店頭 | 17.6 |
三越日本橋本店 店頭 | 10.8 |
三越銀座店 | 29.1 |
伊勢丹立川店 | ▲3.0 |
伊勢丹浦和店 | ▲9.4 |
三越伊勢丹 計 | 15.2 |
札幌丸井三越 | 1.6 |
函館丸井今井 | 9.6 |
仙台三越 | ▲10.9 |
新潟三越伊勢丹 | ▲3.0 |
静岡伊勢丹 | ▲7.4 |
名古屋三越 | 4.2 |
広島三越 | ▲16.3 |
高松三越 | 4.2 |
松山三越 | ▲3.6 |
岩田屋三越 | 16.1 |
国内グループ百貨店 計 | 4.6 |
国内百貨店 計 | 11.3 |
両本店、三越銀座店を中心に引き続き高付加価値商品がけん引し、売上高前年比は三越伊勢丹計で15.2%増、国内百貨店計で11.3%増で31カ月連続のプラスだった。3店舗共に10カ月連続で18年実績を上回っている。
ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドの衣料品、ハンドバッグ、宝飾、化粧品が引き続き好調だった。後半の気温上昇に伴い、例年と比較して夏物アイテムに動きがあった。各店で実施した独自性の高いイベントも集客につながり、売上げに寄与した。
免税売上高は、国内百貨店計(既存店)で単月で最高額となった23年12月を大きく上回った。全体傾向と同様にラグジュアリーブランドのハンドバッグや財布、宝飾・時計、化粧品などの高付加価値商材への関心の高さが継続している。
松屋
銀座店 | 31.6 |
浅草店 | 30.8 |
銀座本店(銀座店、浅草店合計) | 31.5 |
銀座店は大幅に売上げを伸ばし、前年比31.6%増で31カ月連続のプラスだった。化粧品は約49%増、ラグジュアリーブランドは約59%増、時計は約38%増と、銀座店が強みとするカテゴリーがけん引した。
免税売上高は円安の影響などで、前年比約140%増となり、銀座店全体に占める割合は5割超となった。
阪急阪神百貨店
阪急本店 | 29.8 |
阪神梅田本店 | 5.7 |
支店計 | 10.3 |
全店計 | 19.9 |
全店計は19.9%増で31カ月連続でプラスだった。春の行楽や新生活を背景に春物や各種ギフトへのニーズなど、客の購買意欲が旺盛だった。引き続き都心店の伸長率は高い水準を維持し、阪急本店の売上高は約3割増となった。
インバウンドは、前年に対して3.5倍、中でも阪急本店は約3.6倍と引き続き好調で、花見シーズン後も高水準で推移している。同月対比として11カ月連続、単月としても3か月連続で過去最高額を更新した。
阪急本店は、4カ月連続で同月対比の過去最高売上高を更新。インバウンドの影響もあり、婦人・紳士ファッション全般が好調で、各カテゴリーの売上高は二桁増だった。中でも服飾雑貨や化粧品、ラグジュアリー、紳士カテゴリーは3割増を上回った。特にバッグやインターナショナルファッションは5割増を超えた。婦人ファッションでは、寒暖差からニットやジャケットなどの羽織アイテムや、パンツが好調だった。初夏のニーズとして帽子やサンダルに動きがあり、明るい色のミニバックやトートバッグの買い替え需要が高まり、ゴールデンウィークに向けた需要も後押しした。
近鉄百貨店
あべのハルカス近鉄本店単独 | 19.8 |
(あべのハルカス近鉄本店Hoop等を含む) | 14.3 |
上本町店 | 0.4 |
東大阪店 | 7.2 |
奈良店 | ▲2.1 |
橿原店 | ▲3.2 |
生駒店 | 2.1 |
和歌山店 | ▲3.2 |
草津店 | 2.7 |
四日市店 | ▲4.7 |
名古屋店(近鉄パッセ) | ▲14.7 |
合計 | 6.2 |
あべのハルカス近鉄本店は19.8%増となった。新ショップのオープンや、ハルカス10周年を記念して実施した各種記念イベントの集客効果により、全部門で前年実績を上回った。
17日にフランチャイズ契約において25業種目の新業態となる「KAFE OTTE(カフェ オッテ)」をオープンし、好調なスタートを切っている。コスメ、雑貨、カフェなどが集まる「スクランブルMD」フロアが完成した。
商品別ではラグジュアリーの売上げが約6割以上の増となった。気温上昇やゴールデンウィークに向けた外出機運の高まりを受けて、婦人服、婦人洋品、化粧品などが前年実績を大きく上回った。免税売上高は、前年比約4.2倍を記録している。
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《東京各店(18店)/横浜各店(7店)/名古屋各店(5店)/京都各店(4店)/大阪各店(5店)/神戸各店(2店)/北海道各店(7店)/東北各店(8店)/関東各店(30店)/中部各店(7店)/近畿各店(9店)/中国各店(13店)/四国各店(4店)/九州・沖縄各店(14店)》
③全国百貨店78社・179店舗の現有勢力詳細名簿(オリジナル調査)
収録企業《北海道(5社6店)/東北(6社10店)/関東(16社36店)/東京(14社25店)/中部(17社23店)/近畿(10社40店)/中国・四国(15社21店)/九州・沖縄(14社18店)》
収録項目《企業概要/店舗概要/従業員数/2022年度主要経営指標/役員およびその職掌/2023年度経営重点目標/売上推移/顧客動員状況/立地環境/2022年年間商品別売上動向/外商/友の会/その他》