東日本の“No.1ハイウェイめし”が決定
サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)で販売する“ハイウェイめし”の中からナンバーワンを決める「NEXCO東日本 ハイウェイめし甲子園」で、常磐道自動車道 友部SA(上り線)からエントリーした「lbaraki~杜の詩 いゃ!どうも~」が第1位を獲得した。
NEXCO東日本とネクセリア東日本が取り組んだハイウェイめし甲子園は、北海道・東日本エリアのSA・PAから地元食材をふんだんに使用したメニュー、その地域でお馴染みのご当地メニューなど、各地域の特色を生かした店舗自慢のメニュー総勢121品目がエントリーした。
まず「道・県予選」(期間:24年1月9日~31日)で、SA・PA各店舗でエントリーメニューを食べた顧客から支持を集めたメニュー13品が、各道県代表メニューとして決勝戦に進出。そして「決勝戦」(投票期間:24年2月9日~3月10日)で、予選を勝ち抜いたメニューの中から、ウェブサイトや公式SNSによる一般投票で“みんなが食べたいNo.1ハイウェイめし”を決定した。
総投票数1万6356票の一般投票において2357票を獲得し、第1位となった茨城県代表のlbaraki~杜の詩 いゃ!どうも~(1500円)は、肉、野菜、米、調味料に至るまで茨城県のハイグレードな食材にこだわった一品。つくば美豚のしょうが焼き丼や古河市の老舗・大橋醤油のたれで絡めた笠間の自然薯、採れたての笠間産舞茸を使用したお吸い物などのおいしさが際立つ。同メニューには「彩りが良く、見た目から豪華で楽しめた」「卵や自然薯、お吸い物で味変ができて、最後までおいしく食べた」といった声が寄せられた。
第2位となったのが宮城県代表の「SUGO!牛たんハンバーグ定食」(1500円)。東北自動車道 菅生PA(上り線)がエントリーした同定食は、オリジナルたんシチューソースが食べ応え十分な牛たんハンバーグのおいしさを引き立て、上に濃厚な仙台味噌の味わいを生かした牛たんの仙台味噌煮を添えている。宮城名物「ずんだ」のポタージュが付き、お米はモチモチ食感が特長の宮城県産「ひとめぼれ」を使用する。
第3位は千葉県代表の「市原豚丼温玉のせ」(1300円)。館山自動車道 市原SA(下り線)からの同メニューは、千葉県市原産のコシヒカリに同県産の北総豚の肩ロースを丁寧に炭火でタレをつけながら焼き上げる。肉の上には卵黄を肉に絡めて食べられるように、同県産の卵を使用した温玉が添えられている。
第4位は栃木県代表の「栃木の恵み 青源味噌ラーメン」(1100円)。東北自動車道 那須高原SA(上り線)の料理長が惚れ込んだ栃木県宇都宮市の「青源味噌」「青源餃子」をはじめ、栃木県の食材をたっぷり使って開発した、濃厚かつ食べ応え抜群のこだわりの味噌ラーメン。栃木県産のニラ、ネギ、自ら旨いと感じた「那須御養卵」の煮卵、さらにはアクセントとして「岩下の新生姜」もトッピングしている。
第5位は新潟県代表の「新潟うま辛丼」(1100円)で、北陸自動車道 米山SA(下り線)からのエントリー。柏崎米山の名物「サバサンド」を丼にした。サバのから揚げとご飯の相性も抜群だ。雪室で熟成させた「越乃黄金豚」の柔らかくて美味しい「タレかつ」はサクッとした食感とタレの甘さが食欲をそそる。歯ごたえと香り、栄養価の高さも自慢の雪国まいたけの舞茸天ぷらや、「にんにく辛味噌」のピリリとした辛味は揚げ物と相性が良い。
そのほか、決勝戦に進出したメニュー8品は以下の通り。
道央自動車道 輪厚PA(上り線)の北海道の帆立を使った「道産ホタテの塩野菜炒め定食」(1300円)、東北自動車道 北上金ヶ崎PA(上下線)の厚切りの豚ロース丼にとん汁を付けた「いわての豚丼 ハーフ豚汁付き」(1200円)、常磐自動車道 四倉PA(上下線)の「刺身定食」。同定食は漁港に水揚げされた鮮魚を自社で競り落とし、店でさばいて提供している。
さらに上信越自動車道 横川SA(下り線)の「上州 下仁田ねぎ味噌カツ丼」(1000円)、関越自動車道 高坂SA(上り線)から川越「小江戸黒豚」のミニ角煮丼がセットで付く「彩の国タマシャモの鶏塩つけ汁うどん」(1500円)、関越自動車道 三芳PA(下り線)の魚介系煮干しタレを使った同店オリジナルのつけ汁うどん「ゆず香る 武蔵野魚介つけうどん」(1000円)、横浜横須賀道路 横須賀PA(下り線)の神奈川やまゆりポークの焼肉丼」(1100円)、上信越自動車道 東部湯の丸SA(上り線)の信州産豚ロースをじっくり煮込み、しっとり仕上げたチャーシューが乗る「信州コク味噌チャーシュー麺」(1450円)となる。
(塚井明彦)