コーセーの「コスメデコルテ」、表参道をジャック
「コスメデコルテ」と大谷翔平選手が表参道をジャックだ――。コーセーは14日に大谷選手をモデルに起用したコスメデコルテのフラッグ型広告を神宮橋から表参道にかけて掲げたのを皮切りに、18日には表参道ヒルズの屋外や壁面などに同じくボードやバナーを出し、19日には原宿ピアザビルにコスメデコルテや大谷選手の世界観を演出したポップアップショップを開いた。コスメデコルテで、これほどの規模のプロモーションを展開するのは初めてという。国内外から老若男女が訪れる表参道を占拠し、さらなる認知度の向上や新客の獲得につなげる。
“表参道ジャック”の目玉はポップアップショップだ。店内外はコスメデコルテの「リポソーム アドバンスト リペアセラム」のカラーであるパープルに染め上げられ、商品を試せるほか、大谷選手にちなんで野球場やロッカールームを表現し、大谷選手の等身大のリポソーム アドバンスト リペアセラムを配したフォトスポット、商品の購入者が遊べるピンボールゲームなどを用意。4月14日まで、特別な体験を提供する。
また、フラッグ型広告は神宮橋から表参道交差点の間に位置する街路灯の61基に122枚を掲出。表参道ヒルズでは屋外ボードやバナー、西館壁面、青山エントランスガラス面、大型LEDモニター、エントランスメディアにコスメデコルテと大谷選手が現れた。
一連のプロモーションについて、井口史生DECORTÉ事業部グループマネージャーは「表参道を訪れる多種多様なお客様にブランドの世界観、商品を知ってもらうきっかけになればいい」と期待を寄せた。表参道のジャックにとどまらず、3月下旬から5月末にかけて全国の百貨店など約200店舗でイベントを実施。大谷選手の直筆サイン入りのグッズなどが当たるキャンペーン(3月14日~5月31日)も交え、購買意欲を喚起する。
コスメデコルテの売上げは好調で、2023年12月期には過去最高を記録。そのけん引役がリポソーム アドバンスト リペアセラムで、全国百貨店の美容液の売上げで1位(Beauté Researchの調査、21年10月~23年6月)を獲得し、これまでに化粧品関連のメディアが手掛ける各賞で145冠を達成した。
(野間智朗)