大丸松坂屋百貨店、宗森氏がトップに
大丸松坂屋百貨店は30日、宗森耕二執行役員が3月1日付で社長に就くと発表した。澤田太郎社長は執行役員となる。社長の交代は約4年ぶりで、2024年度(24年3月~25年2月)に新中期経営計画が始動するタイミングで、経営体制を一新する。宗森氏は“食品畑”を長く歩き、その後は松坂屋上野店や大丸梅田店の店長などを歴任。直近は営業本部MDコンテンツ開発第1部長を務めていた。
宗森氏は、同じく3月1日付でJ.フロント リテイリングの社長に就く小野圭一執行役常務と同期に当たり、1998年4月に大丸(当時)に入社。30日に開かれた記者会見では「3年間のコロナ禍を経て、取り巻く環境は大きく変わった。小売業は変化への対応が重要な業種。変化こそ勝機と捉えなければならない。将来の環境の変化をしっかりとにらみつつ、新中計の3年間だけでなく、2030年以降の持続的成長を目指し、推進していく」と意気込んだ。
(野間智朗)
宗森耕二(むねもり・こうじ)氏略歴
1974年9月20日生まれ、49歳。
1998年3月明大商卒
1998年4月大丸(現大丸松坂屋百貨店)入社
2017年9月大丸京都店営業3部長
2019年1月松坂屋上野店長
2020年1月執行役員大丸梅田店長