大丸松坂屋百貨店、メタバース関連イベントに初出展
大丸松坂屋百貨店は、26~28日に東京ビッグサイトで開催される「TOKYO XR・メタバース&コンテンツビジネスワールド」に初出展する。会場に設置するブースでは、昨秋に販売を開始した「大丸・松坂屋オリジナル3Dアバター」の展示をはじめ、インターネット上の仮想空間「メタバース」の世界を実際に体験できるコーナーも設ける。期間中は、同社経営戦略統括本部DX推進部専任部長の岡崎路易氏が登壇し、メタバースの可能性について話すトークセッションも実施する。
同店は昨年10月、アバターファッションに精通した企業、Vと組んで14人のクリエイターと共にオリジナルの3Dアバター5体を制作。ピクシブが運営するネット上の総合マーケット「BOOTH」で販売を開始した。12月には「好みやシーンに応じてアバターの衣装の着せ替えを楽しみたい」という客の要望に応え、アバターの衣装の販売もスタートさせた。
TOKYO XR・メタバース&コンテンツビジネスワールドのブースの入り口には、フォトスポットとしてオリジナル3Dアバターのパネルを設置。客が気に入ったアバターと一緒に撮影でき、パネルに直接メッセージを書くこともできる。
3日間を通して、岡崎氏と、Vの藤原光汰代表取締役兼CEOによる「メタバースに関するトークセッション」も行う。メタバースのビジネス活用を検討する企業に向け、「メタバースって実際どうなの?-VRChatを用いたマーケティング-」「クリエイターと共に歩むメタバースの未来」「“人”がいるメタバース-VRChatの魅力-」などについて語る。
28日には、会場内のビジネスステージでスペシャルトークセッション「なぜ老舗百貨店がメタバースに注力?~大丸松坂屋百貨店の“DX仕掛け人”が感じたメタバースの可能性~」も実施。J.フロント リテイリング執行役常務グループデジタル統括部長兼グループシステム統括部長で、一般社団法人メタバースジャパンのMVJアドバイザーでもある林直孝氏がモデレーターを務め、岡崎氏が登壇する。大丸松坂屋百貨店がアバター販売に乗り出した経緯や、クリエイターエコノミーへの思い、メタバースの可能性などについて、話が繰り広げられる予定だ。