そごう・西武、代表取締役に米フォートレス日本法人の劉勁氏
そごう・西武は1日付でトップを交代し、米フォートレス・インベストメント・グループ(以下、フォートレス)の日本法人の劉勁(りゅう・じん)氏が代表取締役に就いた。同じく日本法人の山下明男代表も取締役として名を連ね、田口広人社長は代表権を持たない取締役社長となった。フォートレスは1日付でそごう・西武をセブン&アイ・ホールディングスから買収。幹部を送り込むとともに、経営と執行を分離して、そごう・西武の再建を急ぐ。
そごう・西武によれば「フォートレスを中核とした企業集団とのシナジーを最大限に発揮させるため、新体制発足を契機に、経営体制をフォートレスのマネジメント体制に準じた形に刷新する」。取締役と監査役を中心に経営全般の監督、重要事項に関する意思決定などを、執行役員を中心に経営全般の執行及び意思決定、重要事項の取締役会への上程・報告などを、それぞれ行う方針だ。
なお、劉氏の年齢は39歳で、日本百貨店協会に加盟する大手百貨店では最も若いトップとなる。
劉勁(りゅう・じん)氏略歴
1984年6月10日生まれ、39歳。
2010年4月モルガン・スタンレーMUFG証券入社
2011年4月RBS証券入社
2012年5月フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン入社
2020年4月FHK取締役
2020年12月フォートレス・インベストメント・グループ・ジャパンマネージング・ディレクター
2022年1月PJC Investments取締役、アコーディア・ゴルフ取締役
2022年6月レオパレス21取締役