2024年11月22日

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2023年7月 主要百貨店大手7社 売上速報

注)文章は全て百貨店の発表によるもの

高島屋

大阪店 20.7
堺店 ▲1.3
京都店 ※1 18.0
泉北店 2.2
日本橋店 15.5
横浜店 ※1 1.6
新宿店 11.4
玉川店 1.6
大宮店 ▲4.8
柏店 ※1 2.3
㈱高島屋 各店計 12.3
岡山高島屋 6.1
岐阜高島屋 ▲7.8
高崎高島屋 0.9
㈱高島屋単体および国内百貨店子会社 計 11.4

※1.京都店の売上高は「洛西店」、横浜店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン 新横浜店」、柏店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン おおたかの森店」を含む。

店頭売上高は前年比11.4%の2桁増で、7カ月連続のプラスだった。コロナ禍前の2019年比は3.8%増でコロナ禍前を上回った。免税売上高は217.2%増、19年比35.5%増。免税を除いた店頭売上高は4.9%増、19年比1.5%増だった。

店舗別では堺店(1.3%減)、大宮店(4.8%減)を除いた店舗が前年を上回った。特に大阪店(20.7%増)は7月連続で2桁増と大きく伸びている。商品別売上高(同社分類による14店舗ベース)では、紳士服、紳士雑貨、婦人服、婦人雑貨、特選衣料雑貨、呉服、子供情報ホビー、スポーツ、リビング、美術、食料品、食堂が前年を上回った。

 

大丸松坂屋百貨店

大丸心斎橋店 34.3
大丸梅田店 21.5
大丸東京店 26.3
大丸京都店 14.2
大丸神戸店 4.4
大丸須磨店 1.1
大丸芦屋店 4.1
大丸札幌店 13.2
大丸下関店 ▲1.9
松坂屋名古屋店 4.6
松坂屋上野店 3.5
松坂屋静岡店 2.6
松坂屋高槻店 3.3
店 計 13.4
法人・本社等 ▲26.0
大丸松坂屋百貨店 合計 11.6
博多大丸 13.4
高知大丸 0.3
百貨店事業 合計 11.6

※1. 松坂屋豊田店は、2021年9月末日に営業を終了した。

売上高は大丸松坂屋百貨店合計で前年比11.6%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計では11.6%増と22カ月連続プラスとなった。継続してラグジュアリーブランドや化粧品は好調に推移。猛暑により婦人カットソーやサマーニットなどの盛夏商品、サングラスやサンダルなどが盛況だった。大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は320.2%増、客数は1951.6%増、客単価は79.5%減だった。

店舗別では15店舗中14店舗が前年を上回った。中でも梅田店と東京店は2割を超える伸長率で、心斎橋店は心斎橋パルコとの共同販促により入店客数が7割増、売上げは3割を超える伸び率だった。

大丸松坂屋百貨店の合計売上げ(法人・本社などの本年・過去実績を除く)は14.4%増、コロナ禍前の19年比2.4%増、18年比2.5%増でコロナ禍前を上回った。うち国内売上高(免税売上高の本年・過去実績を除く)は6.0%増、19年比3.7%増、18年比2.1%減。大丸松坂屋百貨店合計(既存店)の免税売上高は19年比1.7%増、18年比14.7%増でコロナ禍前を上回っている。

 

三越伊勢丹

伊勢丹新宿本店 店頭 19.6
三越日本橋本店 店頭 10.8
三越銀座店 42.4
伊勢丹立川店 10.9
伊勢丹浦和店 7.9
三越伊勢丹 計 19.3
札幌丸井三越 12.7
函館丸井今井 3.2
仙台三越 1.1
新潟三越伊勢丹 ▲1.2
静岡伊勢丹 0.8
名古屋三越 5.9
広島三越 ▲0.8
高松三越 6.7
松山三越 ▲3.3
岩田屋三越 12.6
国内グループ百貨店 計 7.2
国内百貨店 計 14.5

両本店は高付加価値商品を中心に売上げを伸ばし、前年比は三越伊勢丹計で19.3%増、国内百貨店計で14.5%増で22カ月連続のプラス。伊勢丹新宿本店は2022年4月以降、16カ月連続でコロナ禍前の18年を上回っている。

伊勢丹新宿本店と三越日本橋本店では、宝飾やハンドバッグなど高付加価値な商品への購買意欲が高く売上げをけん引。外出需要から夏物衣料や服飾雑貨にも動きがみえ堅調に推移した。ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドを中心に軽衣料やバッグなど秋物の新作も好調だ。

免税売上高は、ラグジュアリーブランドのハンドバッグや宝飾などへの関心の高さが継続し、東京や札幌、福岡の店舗を中心に伸長したことでコロナ禍前の18年を上回った。

 

そごう・西武

西武池袋本店 6.7(19年比5.7)
そごう・西武全社(10店)計 4.1(19年比▲0.1)

 

売上高は既存店前年比4.1%増と、22カ月連続で前年を上回った。プレステージブランド(約20%増)などの高額商材は依然として伸長している。婦人雑貨(約5%増)は猛暑の影響で帽子やサングラス、化粧品などが好調だった。衣料品(約10%増)は婦人服が約5%増、紳士スポーツが約10%増で外出増加からジャケットや羽織物の動きが活発化した。

免税売上高は約240%増(19年比約25%減)、客数は約900%増(19年比約10%減)と、どちらも回復軌道に乗っている。

 

松屋

銀座店 52.0
浅草店 6.8
銀座本店(銀座店、浅草店合計) 49.0

 

銀座店の売上高は前年比52.0%増と5割を上回る勢いで22カ月連続プラス。19年比は約33%増で、コロナ禍前を上回った。化粧品は約73%増、ラグジュアリーブランドは約72%増(19年比約79%増)、時計は約49%増(19年比約30%増)、宝飾は約57%増(19年比約145%増)と銀座店が強みとするカテゴリーが国内の富裕層を中心に盛況だった。免税売上高は為替が円安となる中、19年比約63%増と全館を押し上げた。7月の免税売上高が銀座店全体に占める割合は約35%超。19年は約25%増だった。

 

阪急阪神百貨店

阪急本店 17.3
阪神梅田本店 19.7
支店計 16.6
全店計 17.3

 

全体で22カ月連続でプラス。売上高は前年比2桁増と引き続き好調で、都心店も各店2桁増の伸び率を示すなど客数は順調に推移した。

売上高の2018年比は11%増、インバウンドを除くと6%増で、いずれもコロナ禍前を上回った。阪急本店は18年比21%増(インバウンドを除くと11%増)、阪神梅田本店は18年比17%増(インバウンドを除くと19%増)と共に2桁の伸びを示した。免税売上高は引き続き過去最高を更新した。

阪急本店はモード・インターナショナルファッションを主軸に婦人ファッション全カテゴリーおよびアクセサリーやバッグ、婦人靴、化粧品などが2桁増と好調だった。夏のクリアランスでは一定の成果は出たが、それ以上に定価商材の売上げが大きく伸び、価格にかかわらず鮮度のある商材への関心が高かった。夏祭りや花火大会の期間では浴衣が6割増と高伸長だった。

 

近鉄百貨店

あべのハルカス近鉄本店単独 0.1
(あべのハルカス近鉄本店Hoop等を含む) 3.3
上本町店 7.6
東大阪店 ▲10.9
奈良店 2.2
橿原店 1.8
生駒店 1.2
和歌山店 2.3
草津店 4.3
四日市店 6.1
名古屋店(近鉄パッセ) 6.4
合計 3.5

 

あべのハルカス近鉄本店は、売上高(3.5%増)、入店客数(13%増)ともに前年を上回った。インバウンドを除くと12%増。他の店舗も東大阪店を除き、軒並みプラスだった。

商品別では、夏物衣料や浴衣などシーズン雑貨が好調に推移したほか、高額商品にも動きがみられた。28日にオープンした高知県のアンテナショップ「まるごと高知inあべのハルカス」は目標の2.4倍と好調な滑り出しとなった。


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②21年全国百貨店 店舗別=年間別・月別・商品部門別売上高データ

《東京各店(18店)/横浜各店(7店)/名古屋各店(5店)/京都各店(4店)/大阪各店(5店)/神戸各店(2店)/北海道各店(7店)/東北各店(8店)/関東各店(31店)/中部各店(7店)/近畿各店(9店)/中国各店(13店)/四国各店(4店)/九州・沖縄各店(14店)》

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