2024年11月22日

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住宅・商業・公益が一体となった「新綱島スクエア」誕生

「新綱島スクエア」(建物外観イメージパース)

新綱島駅前地区市街地再開発組合とその参加組合員である東急は、新横浜線「新綱島駅前地区」で進めている「新綱島駅前地区第一種市街地再開発事業」の建物名称を「新綱島スクエア」に決定した。2020年2月に着工した新築工事を23年10月に竣工(予定)させ、23年冬に商業施設の順次開業、24年3月に横浜市港北区民文化センターの開館を予定している。

建物外観イメージとフロア構成

共同住宅・商業施設・公益施設が一体となった同再開発事業では、地下で新綱島駅と直結して低層棟と高層棟の2棟(延床面積約3万7560㎡)が建てられ、低層棟の1~3階が商業施設、4~5階に横浜市港北区民文化センター(ミズキーホール)が入り、約400席のホールなどが設けられる。地上29階・地下1階建て、高さ約100mの高層棟は、総戸数252戸の分譲マンション「ドレッセタワー新綱島」と一部商業施設で構成される。

地域の身近な文化芸術の拠点となるミズキ―ホール(面積約3000㎡)は、4階にロビー、事務室、ギャラリー(2室)、練習室(3室)、音楽ルーム(1室)が、5階に音楽や演劇、ダンスなど多様な用途で使用できるホール(約400席)、楽屋(4室)が設けられる。

ドレッセタワー新綱島は新綱島駅直結、綱島駅徒歩3分に位置する。2駅11路線が利用可能で、渋谷まで21分、横浜まで9分、新幹線へのアクセスも良好な立地にある分譲タワーマンション。ゆったりとした空間で読書・PC作業に集中できる居住者限定のコワーキングスペースや、不在時の食品保管倉庫、家事の負担を軽減する全自動おそうじ浴槽を設置するなど、「イエナカ+α」サービスを提供する。

東急から商業施設部分の開業準備業務を受託した東急モールズデベロップメントは、開発時の商業企画、開業前の準備、開業後の運営業務まで一貫した業務に取り組んでいく。運営する低層棟の1~3階の店舗面積は約2580㎡で、店舗数は13店舗。1階がタリーズコーヒー(カフェ)、マルシェドブルーエプリュス(雑貨)、フルール メサージュ(花)、一風堂(ラーメン)、きらぼし銀行(銀行)。2階が東急ストア(スーパーマーケット)、トータルケア綱島(鍼灸院)、アイセイハート薬局(薬局)。3階はメディアパークとなり、内科・小児科・眼科・皮膚科・歯科などのクリニックモールとなる。

(塚井明彦)