西川、アバターによる睡眠コンサルティングサービス
西川は、アバターがリモートで理想的な快眠環境を提案する「睡眠アバターコンサルティング」を開始した。質問チャートとアバターを介した人同士のコミュニケーションを組み合わせ、一人一人に合った理想的な寝具を提案。同社の機能寝具ブランド「西川睡眠ラボ」の枕とマットレスが対象で、選び出した商品を客は店内で試すことができる。第1号のテスト店舗として「イトーヨーカドー武蔵境店」の東館4階の寝具売場に導入した。デジタル技術を活用した顧客サービスの向上とともに、時間や場所の制約がない接客も可能となることから、販売員の働き方の多様化も推進する。
同サービスは、販売員が常駐していない店舗でも、画面上のアバターによる接客で寝具選びをサポートできる。対応するのは、同社内の研究機関「日本睡眠科学研究所」認定のスリープマスターをはじめ、睡眠科学や快眠環境の専門知識を身に付けた販売員。客それぞれの睡眠や寝具における悩みを聞き、それぞれに適したアドバイス提供と推奨する寝具を提案する。
使い方は、客がまず画面のスタートボタンを押して、表示された寝具などに対する「お悩み項目」から自身の気になる悩みを選択。アバターと会話しながらチャートに沿って質問に回答すると、西川睡眠ラボの商品の中から、自身に合った商品を選んで紹介してくれる。奨められた商品は、そのまますぐに店内で寝心地を体感することができる。より詳細なアドバイスを希望する場合は、アバターと引き続き会話して応えてもらうことも可能。
最新の睡眠科学を取り入れた西川睡眠ラボの商品は、4種類の枕と7種類のマットレスの全11種類。腰や肩の凝りやすい人や、姿勢が気になる人に向けた「ヘルシーマットレス」は3種類を揃える。
手軽に寝心地を変えられる薄型マットの「ヘルシーライトマットレス」は4種類で、比重のかかる腰をサポートし点で体を支えるタイプや、空気層で蒸れを軽減し爽やかな寝心地を叶えるタイプなどを用意。
「ヘルシーピロー」と「ヘルシーピローマット」は計4種類。首筋にフィットするネックサポート構造のものや、肩口にフィットするショルダーアーチの形状のものなどで、首や肩のメンテナンスに機能を発揮する。
西川は同サービスの導入を推進し、リモートワークや時短勤務、複数店舗の掛け持ちなど多様化する販売員の働き方にも注力する。