2024年11月23日

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霊気を彫り出す彫刻家 大森暁生展

◆会期 2023年6月3日(土)~7月9日(日)
◆会場 そごう美術館
◆時間 午前10時~午後8時(入館は閉館の30分前まで)
※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合がございます。
※会期中無休

入館料【事前予約不要】
一般1000円(800)円、大学・高校生800(600)円、中学生以下無料
*消費税含む。*()内は、前売および以下のカードをご提示の方の料金。
[クラブ・オン/ミレニアムカード、クラブ・オン/ミレニアムアプリ]
*障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名様は無料。
*前売券は、6月2日(金)まで、そごう美術館または公式オンラインチケット、セブンチケット、ローソンチケット、イープラス、チケットぴあにてお取り扱いしております。

TEL 045-465-5515[美術館直通]
URL【そごう美術館公式サイト】
https://www.sogo-seibu.jp/common/museum/

SNS Twitter https://twitter.com/sogomuseum

主催 そごう美術館
後援 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会
協賛(株)そごう・西武

※ご入館前にそごう美術館ホームページおよび会場入口掲示の「ご入館の際のお願い」をご確認ください。
※展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。
※最新情報は、そごう横浜店・そごう美術館ホームページをご確認ください。

  • 展覧会概要

彫刻家・大森暁生(おおもりあきお/1971年~)は、主に木と金属を素材として実在するものから架空のものまで命あるものをモチーフに制作しています。その彫刻は、霊気を帯びているかのように神秘的で、今にも動き出しそうなほどリアルです。
大森は、1996年愛知県立芸術大学卒業後、籔内佐斗司(やぶうちさとし)工房で修業し、独立。国内外のギャラリー、百貨店、アートフェア、美術館などでの発表のみならず、ファッションブランドやレストラン、テレビドラマやミュージシャンなど異分野とのコラボレーションも積極的に行い、表現の幅を広げます。
鏡のギミックによりモチーフが軽やかに浮遊して見える「in the frame」シリーズ、熊本市動物愛護センターに保護された犬や猫を題材にした「光の肖像」の作品群など多様な作品を発表します。
また、約1200年前に空海が東寺に造り、1486年の文明の土一揆で焼失してしまった幻の大日如来像を、空海の定義をもとに大森の解釈を加え10年の歳月をかけ完全な姿で蘇らせ、2023年10月讃岐國分寺(香川県)に奉納予定です。会場では、この大日如来坐像の仏頭および明王の化身である獅子像4体を展示いたします。
本展では、大学の卒業制作《カラスの舟は昇華する》(1996年)から、《ぬけない棘のエレファント》(1999年)や《死に生ける獣-Babirusa-》(2016年)などの代表作、ファッションブランドとのコラボレーション作品、「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)・劇場版(東映)、「Get Ready!」(TBS)への提供作品、讃岐國分寺の「完全版大日如来坐像制作プロジェクト」の紹介、そして最新作までを今日まで作家が発してきた言葉とともに約100点展覧いたします。

大森暁生の軌跡とこれからをご覧ください。


《月夜のテーブル―Cougar―》(2004年)Photography by KATSURA ENDO


《不死の華》(2016年)Photography by KATSURA ENDO


《ぬけない棘の狼》(1997年)Photography by gaden.com


《Butterfly in the frame(Type-A)》(2004年)Photography by KATSURA ENDO


《カラスの舟は昇華する》(1996年)Photography by D.B.Factory

  • 展覧会のみどころ

① 次代を担う彫刻家 大森暁生の大規模展。

関東の美術館では初開催の大森暁生の大規模個展。初期作品から最新作まで約100点を紹介します。近年ではテレビドラマや映画への作品提供も多く、TBS日曜劇場「Get Ready!」にて話題となった《死に生ける獣―Babirusaー》も展示します。また、大森は今までにさまざまな異分野とのコラボレーションをしてきました。
その幅は広く、今展ではその一部として、今まで発表してきたファッションブランドとのコラボレーション作品を紹介します。作家によって霊気が帯びるまで徹底的に創りこまれた作品の数々を間近でご覧いただける展覧会です。


《死に生ける獣―Babirusa―》(2016年)Photographyby KATSURA ENDO
「Get Ready!」(TBS)への提供作品


《ぬけない棘のエレファント》(1999年)Photography by KEI OKANO
「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)、「Get Ready!」(TBS)への提供作品


《Two Anacondas trapped in the frame》(2004年) Photography by KATSURA ENDO
「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)への提供作品


《Gothic lunatic》(2005年) Photography by KATSURA ENDO
「ルパンの娘」ドラマ版(フジテレビ)、「Get Ready!」(TBS)への提供作品


《光の肖像―すみっこのポンザ―》(2011年) Photography by KATSURA ENDO
「Get Ready!」(TBS)への提供作品

② 讃岐國分寺「完全版大日如来坐像制作プロジェクト」を奉納前に紹介。

大森が10年をかけて取り組んできた「完全版大日如来坐像」を2023年10月讃岐國分寺(香川県)に奉納予定。本展は、奉納前の大日如来坐像の本尊仏頭とともに本尊を支える8頭の獅子のうち4頭、加えて制作関連資料が公開される貴重な機会です。


《大日如来坐像》2023年 Photography by D.B.Factory
※会場では、彩色された頭部が展示される予定。

③ 作家の心の内が垣間見える「言葉」も展示。

常に新たな挑戦に挑んできた大森。今回は、日ごろ作家が作品や、彫刻家という仕事に対しての深い思いを言葉にして、作品とともに展示をします。作家が日頃どのようなことを思いながら作品を創り上げて来たのかが垣間見えます。また展覧会に合わせて新刊を発売。その言葉の数々を約100点の彫刻作品写真とともに掲載しています。

『木端と言端 ―彫刻家の作品とことば』 定価 3850円(税込) 判型:A5 美術出版社

  • イベント

ギャラリートーク(各回約30分)
■日時:6月10日(土)午前11時から
■日時:6月25日(日)午前11時から
■場所:6階=そごう美術館 展示室内
■参加費:無料(別途、そごう美術館入館料が必要です。中学生以下無料。)
※事前申し込み不要。

  • サイン会(各回約30分)

■日時:6月10日(土)午前11時45分~午後0時15分
■日時:6月25日(日)午前11時45分~午後0時15分
■場所:6階=そごう美術館 入口看板前
■参加費:無料
■対象:サイン会当日、ミュージアムショップで新刊『木端と言端 ―彫刻家の作品とことば』をはじめとした
大森暁生の著書をご購入された方。
※サイン会参加の際、「サイン会当日書籍ご購入のレシート」をご提示ください。
※事前申し込み不要。

  • 【作家プロフィール】


Photography by KATSURA ENDO

大森 暁生 AKIO OHMORI
1971年 東京生まれ
1996年 愛知県立芸術大学美術学部彫刻専攻卒業
1995年〜2002年 『籔内佐斗司工房』にて彫刻家 籔内佐斗司氏のアシスタントを務める
1999 荒川区町屋に工房D.B.Factory開設
2005 工房を足立区北千住に移転 現在に至る

国内外のギャラリー、百貨店、アートフェア、美術館等での発表に加え、多くのファッションブランドやミュージシャンとのコラボレーション、飲食店店舗内外装のディレクションなど幅広く作品を発表。
現在、讃岐國分寺(香川県)より依頼を受け、現存唯一の完全版大日如来坐像を制作中。2023年完成予定。

大森暁生公式WEBサイト
http://akioohmori.com/