2024年11月22日

パスワード

購読会員記事

イオンモール幕張新都心、新駅開業に合わせてリニューアル

建物外観を未来型国際都市にふさわしい、シンプルでモダンなデザインに一新(イメージ)

「イオンモール幕張新都心」は、3月18日の「幕張豊砂」駅の開業に合わせ、今春から約2年かけて全店舗の約3分の1にあたる約120店舗を一新する大規模リニューアルに踏み切る。4月21日にリニューアルオープンする第1期では、店舗の入れ替えだけでなく施設についても整備を進め、幕張豊砂駅に直結したモールとして館の利便性と回遊性を向上させる狙い。

イオンモール幕張新都心(総賃貸面積約12万8000㎡、専門店数約360店舗、核店舗イオンスタイル幕張新都心)は、「グランドモール」、「ファミリーモール」、「アクティブモール」、「ペットモール」の4モールからなり、2013年12月にイオンモールの旗艦店としてオープンし、今年で10周年を迎える。今回のリニューアルは開業以来最大規模となり、第1期では「ミライをつくり続けよう。now miraing!」をコンセプトに、グランドモールを中心に話題のライフスタイル型専門店やアウトドア専門店、キッズ・ファミリー向け専門店などが集積される。

リニューアル店舗数は、グランドモールが39店舗(新規11・移転17・改装11)、ペットモールが2店舗(改装)、ファミリーモールが5店舗(新規2・移転1・改装2)の合計46店舗。特に大幅に店舗が入れ替わるグランドモールについては、3階に新たにキッズ・ファミリー向けの専門店が集積されるほか、千葉県産の木材を使用した木のぬくもりのある子供の遊び場「もくいくひろば」も新設されるなど、子供連れのファミリーにも使いやすいモールとなる。

グランドモール3階に子供の遊び場「もくいくひろば」を設置(イメージ)

グランドモールに新規に加わるレディスのライフスタイルファッションは、千葉県初となるアウトドア・スポーツ・レインウェア専門店の「#ワークマン女子&ワークマンシューズ」や、英国の歴史と自然に着想を得たオリジナルテキスタイルを中心にレディスファッション、ホームファニシングなどを展開する「ローラ アシュレイ」が出店。キッズでは人気のカジュアルブランド「BREEZE」、「petit main」、「MARKEY’S」、女児に人気の「JENNI」、「Lovetoxic」などの専門店がファミリーモールから移転し、グランドモール3階にも新たにキッズ・ファミリーゾーンが誕生する。

ライフスタイル雑貨で加わるのは、グランドモールに北欧デンマーク・コペンハーゲン発のファンライフスタイル雑貨ストア「フライング タイガー コペンハーゲン」、ファミリーモールにはハーブやアロマのライフスタイルショップ「生活の木」がオープンする。そのほか、グランドモール1階には厳選された食材でつくる究極本生わらび餅と本生わらび餅ドリンクが楽しめる「本生わらび餅 響堂」が加わり、2階レストラン街には「だし拉麵きんざん」が関東初出店。ファミリーモールの2階にはアニマルカフェ「mipig cafe」が千葉県初出店する。

幕張豊砂駅開業に合わせ、ファミリーモール入口まで屋根付きの遊歩道設置(イメージ)

施設面では、幕張豊砂駅とモールが直結したことによるアクセス効果を最大限に生かすため、館内の回遊性の向上に取り組む。同駅と直結してファミリーモールに面するバスロータリーが拡張され、交通の利便性が向上するほか、ファミリーモール入口まで屋根付きの遊歩道が設置され、雨に濡れることなく来店できる。また、入口に隣接したエスカレーターがペットモールなどにつながるブリッジと接続されることで館内の移動がスムーズになる。建物の外観デザインも刷新し、ブラウンを基調に木質の温かみある素材や緑が映える植栽をアクセントにして、未来型国際都市にふさわしいシンプルでモダンなデザインとなる。

(塚井明彦)