ワコール、「CW-X」のアンバサダーに福士加代子氏
ワコールは3日、元陸上競技選手の福士加代子氏を「CW-X(シーダブリュー・エックス)」のアンバサダーに起用すると発表した。起用に合わせて1日には運動時の女性の不快や不満に対応したショーツを発売したほか、今後はイベントやメディアなどを通じて情報を発信し、スポーツに親しむ女性の需要を取り込む。
福士氏は同社の女子陸上競技部のアドバイザーも務める。CW-Xのアンバサダーに就任するに際しては「これまでの経験を生かし、様々な想いを伝えながら、身体を動かす女性のコンディションを整える手伝いができれば嬉しい。私のコンディションを22年間支えてくれたCW-Xと一緒に、これからも沢山の女性に寄り添い、応援していきたい」と述べた。
先行して1日には「福士氏就任の第1弾」(同社)として、スポーツ用のショーツを発売。マチの部分にアンモニア消臭機能、本体の部分に汗消臭機能を付けた「3D吸水サニタリーショーツ」(3850円)、本体の生地がメッシュ素材で蒸れにくく、独自の設計や構造でナプキンがずれにくい「3Dサニタリーショーツ」(2750円~3080円)、8方向に伸びる素材と独自の設計で尻に食い込みにくい「3Dフィットショーツ」(1980円~2310円)からなる。
同社の調査によれば、スポーツに親しむ女性の3人に2人が運動時のショーツに悩みや不満があり、月経時にはその比率が85.5%にも上るという。そこで、悩みや不満として多く挙げられた「月経中の経血の漏れ」、「ナプキンのずれ」、「ショーツの食い込み」に着目。新商品を開発した。
新商品はCW-Xの直営店や一部の百貨店のスポーツ売場、ワコールのインターネット通販サイトなどで取り扱い中だ。
4日には「女性とスポーツ」をテーマに、ランニングとトークのイベントを実施。CW-Xの利用者や潜在顧客らとのコミュニケーションに役立てる。
CW-Xは「機能性コンディショニングウェアブランド」と位置付けられており、テーピングの原理を組み込んだスポーツタイツなどで知られる。