東急プラザ蒲田、昭和の風情や食べ物を再現
東急不動産SCマネジメントが運営管理する「東急プラザ蒲田」は18~19日、「昭和体験!レトロかまたえん~ただいま蒲田 おかえり昭和 行き先は新しい未来~」を開催する。蒲田にキャンパスを構える日本工学院専門学校と連携。東急プラザ蒲田が開業した当時の、古き良き蒲田の風情を再現する。
コンセプトは「昭和43年(1968年)の蒲田」。東急プラザ蒲田が開業した55年前のノスタルジーあふれる蒲田の風情を、屋上をはじめ館内各所で再現する。東急プラザ蒲田と同じくJR蒲田駅西口にキャンパスを構える、日本工学院専門学校ミュージックカレッジの学生達の企画で実現した。古くから蒲田に住む人や蒲田に通う若い学生など、幅広い世代に向けて蒲田の魅力を提案するとともに、イベントを通じてSDGsや持続可能な社会について考えるきっかけを提供する狙いだ。
屋上の「かまたえん」にはカフェスペース「喫茶 シャボン玉」を設け、蒲田が発祥といわれる揚げパン、ミルクセーキをはじめ甘酒、お汁粉など昭和を感じられるグルメを提供する。定番メニューのコーヒーやカフェオレは1957年の創業以来、日本のコーヒー文化をロースターとして支え続ける三本珈琲のスペシャルレシピで提供。また、売上げの一部は国連WFPレッドカップキャンペーンに寄付する。
かまたえんではステージイベント「昭和ニュー世界」も開催。猿回しやフードロスをテーマにした紙芝居屋さんの紙芝居ショー、チンドン屋体験ショーなどからなる。さらに缶ぽっくり、めんこ、けんけんぱなど、昔の遊びが体験できる「昔遊びコーナー」が設けられる。
7階のイベントスペースでは、江戸時代の遊びが大田区で復活し「大田のお土産100選」にも選出されている「もんきり遊び」のワークショップを開催。日本工学院から出た廃材を使ってフォトフレームをつくるワークショップも行われる。イベントスペースには、東急プラザ蒲田の開業当時と現在の蒲田駅周辺の写真、ホットケーキなどの食品サンプルを展示する。
そのほか、スタンプラリーも実施。カフェやワークショップ、昔遊びなどのコンテンツに参加するごとにスタンプが押され、5個集めるとアクリルキーホルダー、2個集めると喫茶 シャボン玉の飲み物1本の無料券がプレゼントされる(各景品・各日先着150人)。
(塚井明彦)