2024年11月23日

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2022年12月 主要百貨店大手7社 売上速報

注)文章は全て百貨店の発表によるもの

高島屋

大阪店 9.2
堺店 ▲1.8
京都店 ※1 5.6
泉北店 ▲0.2
日本橋店 5.4
横浜店 ※1 1.1
新宿店 17.0
玉川店 ▲2.6
立川店 0.9
大宮店 ▲6.1
柏店 ※1 ▲4.2
㈱高島屋 各店計 4.9
岡山高島屋 ▲5.1
岐阜高島屋 3.2
高崎高島屋 ▲1.3
㈱高島屋単体および国内百貨店子会社 計 4.6

※1.京都店の売上高は「洛西店」、横浜店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン 新横浜店」、柏店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン おおたかの森店」を含む。

店頭売上げは、ラグジュアリーブランドを中心とした高額品が好調であることに加え、訪日外国人の増加による免税売上げの押し上げ効果もあり、前年を上回った。店頭売上げは前年比4.6%増、コロナ禍前の2019年比0.1%減。免税売上げは前年比366.9%増、19年比9.8%減だった。免税を除いた店頭売上げは前年比0.7%増、19年比0.5%増。店舗別では、大阪店、京都店、日本橋店、横浜店、新宿店、立川店、岐阜高島屋が前年実績を上回った。商品別売上げ(同社分類による15店舗ベース)では、紳士服、紳士雑貨、婦人服、婦人雑貨、特選衣料雑貨、スポーツ、食料品、食堂が前年実績を上回った。

 

大丸松坂屋百貨店

大丸心斎橋店 27.1
大丸梅田店 ▲2.3
大丸東京店 17.3
大丸京都店 15.3
大丸神戸店 10.4
大丸須磨店 ▲1.3
大丸芦屋店 2.8
大丸札幌店 13.1
大丸下関店 ▲1.0
松坂屋名古屋店 2.7
松坂屋上野店 6.8
松坂屋静岡店 ▲6.2
松坂屋高槻店 ▲0.6
店 計 9.5
既存店 計 ※2 9.5
法人・本社等 9.5
大丸松坂屋百貨店 合計 9.5
既存店 計 9.5
博多大丸 1.4
高知大丸 ▲8.6
百貨店事業 合計 8.6
既存店 計 ※2 8.6

※1. 松坂屋豊田店は、2021年9月末日に営業を終了した。※2. 既存店計には、松坂屋豊田店の値を含まない。

売上高は大丸松坂屋百貨店合計で前年比9.5%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計では同8.6%増となった。ラグジュアリーブランド、宝飾品が引き続き好調で、婦人アパレルや菓子・惣菜などクリスマス、年末年始に関する売上げも伸長した。大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は対前年979.7%増(客数同4408.0%増、客単価同76.0%減)だった。

大丸松坂屋百貨店の店計売上げ(法人・本社などの本年・過去実績を除く)は前年比9.5%増、コロナ禍前の19年比1.5%増、18年比5.5%減、うち国内売上高(免税売上高の本年・過去実績を除く)は前年5.5%増、19年5.8%増、18年2.6%減。大丸松坂屋百貨店合計(既存店)の免税売上高は対19年47.7%減、対18年44.6%減だった。

 

三越伊勢丹

伊勢丹新宿本店 店頭 18.7
三越日本橋本店 店頭 9.6
三越銀座店 23.0
伊勢丹立川店 ▲0.9
伊勢丹浦和店 1.4
三越伊勢丹 計 14.6
札幌丸井三越 8.0
函館丸井今井 0.6
仙台三越 0.1
新潟三越伊勢丹 ▲7.1
静岡伊勢丹 ▲0.8
名古屋三越 ▲1.1
広島三越 ▲6.7
高松三越 ▲1.6
松山三越 ▲13.9
岩田屋三越 1.6
国内グループ百貨店 計 0.2
国内百貨店 計 8.6

 

首都圏店舗を中心に引き続き付加価値の高い商品がけん引し、売上げ前年比は三越伊勢丹計で14.6%増、国内百貨店計で8.6%増だった。伊勢丹新宿本店は2022年4月以降、9カ月連続でコロナ禍前の18年を上回る実績で推移をしている。

クリスマスや年末のオケージョンニーズも高く、ハンドバッグや宝飾、和洋菓子などが売上げを押し上げた。伊勢丹新宿本店では、好調な冬物に加えてラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドを中心に春の新作が好調に推移。独自性の高いイベントも継続して売上げを下支えした。

免税売上げは10月の入国制限の緩和以降、首都圏店舗を中心に回復傾向が続き、非免税売上げと同様にラグジュアリーブランドのハンドバッグや衣料品、宝飾時計を中心に高付加価値なアイテムへの関心が高い。

 

そごう・西武

西武池袋本店 3.2(19年比▲0.6)
そごう・西武全社(10店)計 1.6(19年比▲3.8)

 

売上げは既存店前年比1.6%増と、15カ月連続で前年を上回った。プレステージブランド(前年比約15%増、2019年比約35%増)が依然好調。主力の衣料品も前年比約5%増、コロナ禍前の19年比約100%と、堅調に推移した。食品もクリスマスケーキや帰省土産用の菓子など季節商品が売上げを伸ばしコロナ前の水準を上回った。

免税売上げは前年比約130%増(19年比約40%減)、客数は前年比約1215%増(19年比約40%減)だった。

 

松屋

銀座店 31.9
浅草店 7.8
銀座本店(銀座店、浅草店合計) 29.9

 

銀座店の売上高は、前年比で約3割増となった。化粧品は同約42%増、ラグジュアリーブランドは同約60%増(コロナ禍前の2019年比約40%増)、宝飾は同約62%増(同101%増)になるなど、富裕層を中心とした国内客を軸に、銀座店の強みとなるカテゴリーが館全体をけん引した。免税売上げは円安を背景に、主に台湾、韓国、香港、タイなどの東南アジア圏の客により、2019年を上回る伸びを示し、急速に回復している。12月の免税売上高が銀座店全体に占める割合は約20%。19年のその割合は約25%程度だった。

 

阪急阪神百貨店

阪急本店 9.0
阪神梅田本店 29.9
支店計 7.4
全店計 10.2

 

新型コロナウイルス感染者数の増加傾向は継続するも、来店客数は堅調に推移し、売上高は前年を大幅に上回った。都心店の売上高合計は前年比12%増と引き続き好調だった。売上高の2018年比は2%増、インバウンドを除く国内売上高も同じく2%増と、共にコロナ前水準を上回った。中でも阪急本店は18年比4%増(同国内売上高18年比5%増)、阪神梅田本店は11%増(同13%増)とけん引した。免税売上高は、今月も韓国、香港、台湾から来る客の買上げがコロナ前を大きく上回り、全体として18年比で90%を上回るなど復調が目覚ましい。歳暮ギフトについては、インターネット受注は前年の売上高実績を上回ったが、店頭が苦戦し、全体として実績を下回る結果となった。一方、クリスマスケーキは売上高前年比14%増、おせち料理は同100%と、前年を上回った。

阪急本店では10月以降、3カ月連続で過去最高の売上高を達成した(同月対比)。中旬以降、最高気温が10度を下回る本格的な気温の低下もあり、婦人・紳士ファッション全般の売上高が高伸長。コートやニット、ショートブーツや素材感のある雑貨がけん引、ラグジュアリーファッションでは23年春夏の新作にも動きが見られた。平日は男性客の回遊も多くなり、自分へのご褒美ギフトなどクリスマスギフトニーズが活況で、バッグ、革小物、アクセサリーや宝飾品が高稼働。行動制限がなく、外出機会の増加も背景に、フレグランスなども好調に推移した。ギフト需要は3万円以下と10万円以上で二極化の傾向だった。

 

近鉄百貨店

あべのハルカス近鉄本店単独 4.8
(あべのハルカス近鉄本店Hoop等を含む) 7.5
上本町店 ▲1.5
東大阪店 ▲15.3
奈良店 ▲5.0
橿原店 0.1
生駒店 0.5
和歌山店 ▲3.3
草津店 ▲1.3
四日市店 ▲0.8
名古屋店(近鉄パッセ) 10.8
合計 2.4

 

あべのハルカス近鉄本店は、入店客数、売上高共に前年実績を上回った。ラグジュアリーブランドの新規導入が寄与し、引き続き高額商品が好調に推移。冬らしい寒さの中、外出する機会が増えたことから、コートやブーツなど防寒アイテムもよく動いた。正月準備企画を追加した「食の大祭典」や有名料亭監修などのおせち料理、9月末に大改装した菓子売場などにより食品関連も売上げをけん引。後半には、外出気分を楽しむ催しとして、6年ぶりの週末クリスマスに合わせてリアルに楽しめるパーティや音楽ライブイベントを開催し、客足を呼び込んだ。


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①百貨店販売統計(資料編)

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②21年全国百貨店 店舗別=年間別・月別・商品部門別売上高データ

《東京各店(18店)/横浜各店(7店)/名古屋各店(5店)/京都各店(4店)/大阪各店(5店)/神戸各店(2店)/北海道各店(7店)/東北各店(8店)/関東各店(31店)/中部各店(7店)/近畿各店(9店)/中国各店(13店)/四国各店(4店)/九州・沖縄各店(14店)》

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収録企業《北海道(6社7店)/東北(6社10店)/関東(16社37店)/東京(14社27店)/中部(17社23店)/近畿(10社41店)/中国・四国(15社22店)/九州・沖縄(14社18店)》

収録項目《企業概要/店舗概要/従業員数/2021年度主要経営指標/役員およびその職掌/2022年度経営重点目標/売上推移/顧客動員状況/立地環境/2021年年間商品別売上動向/外商/友の会/その他》

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