2024年11月23日

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アルビオン、スキンケアの新たな中核シリーズ「フラルネ」を発表

アルビオンは7月5日、報道陣らを招いて体験型の発表会を実施した

アルビオンは8月18日、スキンケアの新たな中核シリーズと位置付ける「FLARUNÉ(フラルネ)」の販売を開始する。人によって異なる肌の“個性”に着目。「やる気肌」(以下、YR)、「はかなげ肌」(以下、HK)、「気まま肌」(以下、KM)に分類し、それぞれに適したケアが可能な美容液、乳液、化粧水、クレンジング、洗顔料を開発した。計9種・12品で、価格は2750円~5500円。同社は1日、1997年9月の発売から25年近いロングセラー「エクサージュ」の生産終了を発表しており、フラルネはその後継を担う。

「フラルネ」は美容液や乳液、化粧水など9種・12品で構成する

7月5日には、都内でメディア向けの発表会を実施。フラルネの全貌を明らかにした。冒頭ではVTRで小林章一社長が登場。「95年にマーケティング部門の責任者に就き、初めて手掛けたのがエクサージュで、97年に発売して以降は多くの新しいお客様を得て、当社の中核に育った。約25年が経ち、エクサージュをリニューアルするか、新しいブランドを開発するか、社内での議論と熟慮の結果、全く新しいコンセプト、全く新しい美容理論で、全く新しいシリーズを出すと決めた」と経緯を明かし、「一人一人の個性に寄り添う、1品ずつの独自性に注力した。1人でも多くのお客様と出会い、沢山のお客様に体験、体感してほしい」と述べた。

続いて、商品開発部の原田彩絵子さんと佐藤雅美さんがステージに現れ、フラルネを詳(つまび)らかにした。まず、原田さんが「肌の『なんとなく不調』にアプローチする。情報過多の世の中で、自分に何が必要か分からない人をターゲットに、『(使うと)しっくりくる』を目指す」と力を込め、キーアイテムである美容液「ビビットチューナー」を紹介。3種類からなり、報道陣もそれぞれの違いを体感した。

そのビビットチューナーはYR、HK、KMの3種。YRは、ごわつきやすく酸化によるトラブルが起きやすい「やる気肌」の荒れを防ぎ、みずみずしく、健やかな肌へ導く。HKは外的刺激を受けやすい「はかなげ肌」を、ふっくらと満たして整える。KMは、時々トラブルが起きる「気まま肌」を隅々まで潤わせる。いずれも40mlで、価格は5500円。

次に、乳液「フルリファイン ミルク」に言及。肌の美しさの鍵となる“キメ”を、高精細に変化させる。同社の調査によれば、使用する前と4週間後を比較すると、キメの個数や面積が大きく向上したという。

「フルリファイン ミルク」を使用する前と4週間後を比較すると、キメの個数や面積が大きく向上

ふっくらとした、しなやかな肌を演出する「フルリファイン ミルク M」、むっちりと弾む肌に整う「フルリファイン ミルク EM」の2種で、価格は110gが3300円、200gが5500円。

さらに、「特殊な製法で実現した」(原田さん)化粧水「ハイドロボム」に触れた。名前の通り、潤いが充満し、弾けるほどの後肌を体感できるという。価格は110mlが3300円、200mlが5500円。そのほか、滑らかに伸びて広がり汚れを一掃する「フワリィ クレンジングオイル」は200mlで3300円、とろけてスルスルと伸び広がる「ソフトフォンデュ クレンジングクリーム」は170gで3300円、文字通り糸を引くようなベースが濃密な泡を生み出す洗顔料「ストリンギー ウォッシュ」は120gで2750円。

全ての商品には「たけのこ皮エキス」(=モウソウチクたけのこ皮エキス)を配合。モウソウチクのタケノコの皮から抽出したエキスで、アミノ酸が豊富に含まれ、抗酸化作用やヒアルロン酸生成促進作用、コラーゲン合成促進作用、毛細血管強化作用などがあるという。「スパイシーハーバル」と呼ぶ、清々しく透明感のある香りも全商品に共通だ。

発表会の終盤、佐藤さんは「アルビオン=乳液という人が多いと思うが、フラルネのキーアイテムは美容液。もちろん、乳液にもアルビオンの良さがギュッと詰まっており、そのほかのアイテムも今までにない使い心地、“後肌実感”にこだわった。良い意味で癖のある商品達で、お気に入りを見付けてほしい」とPR。原田さんは「“一人一人に寄り添う”を大切に、(フラルネは仏語を掛け合わせた造語『運命の小瓶』を意味するため)その人にとって運命のアイテムでありたい。曖昧で言葉にしづらい悩みに対応するのは難しいが、真摯に向き合ってつくり上げた」と自信を示した。

フラルネは8月18日、全国一斉にデビューする。

(野間智朗)