2024年11月23日

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2022年5月 主要百貨店大手7社 売上速報

注)概況の文章は全て百貨店の発表によるもの

高島屋

大阪店 244.5
堺店 69.8
京都店 ※1 78.9
泉北店 73.9
日本橋店 64.0
横浜店 ※1 14.9
新宿店 96.4
玉川店 67.6
立川店 51.3
大宮店 11.5
柏店 ※1 14.7
㈱高島屋 各店計 66.6
岡山高島屋 46.6
岐阜高島屋 28.8
高崎高島屋 16.0
㈱高島屋単体および国内百貨店子会社 計 63.3

※1.京都店の売上高は「洛西店」、横浜店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン 新横浜店」、柏店の売上高は「タカシマヤ フードメゾン おおたかの森店」を含む。

【概況】

5月度の店頭売上げは、前年度の一部店舗における生活必需品売場を除いた休業の反動や、外出機会の増加に加え、高額品が引き続き好調に推移したことから、前年実績を上回った。店頭売上げは前年比63.3%増、2019年比6.7%減。免税売上げは、前年比105.5%増、19年比77.6%減だった。免税を除いた店頭売上げは、前年比62.6%増、19年比0.1%増。店舗別では、全店が前年実績を上回った。商品別売上げ(同社分類による15店舗ベース)では、全商品群が前年実績を上回った。前年度の店舗別休業日数(生活必需品売場を除く)は、大阪店、堺店、泉北店、日本橋店、新宿店、玉川店、立川店が各31日間、京都店が17日間、岡山店が5日間だった。

 

大丸松坂屋百貨店

大丸心斎橋店 231.4
大丸梅田店 302.9
大丸東京店 147.3
大丸京都店 70.7
大丸神戸店 106.6
大丸須磨店 14.1
大丸芦屋店 7.7
大丸札幌店 84.6
大丸下関店 5.3
松坂屋名古屋店 39.4
松坂屋上野店 77.8
松坂屋静岡店 23.8
松坂屋高槻店 83.2
店 計 86.2
既存店 計 ※2 89.2
法人・本社等 46.4
大丸松坂屋百貨店 合計 83.5
既存店 計 86.2
博多大丸 54.7
高知大丸 6.5
百貨店事業 合計 79.3
既存店 計 ※2 81.7

※1. 松坂屋豊田店は、2021年9月末日に営業を終了した。※2. 既存店計には、松坂屋豊田店の値を含まない。

【概況】

5月度の売上高は、前年の臨時休業の反動や入店客数の回復もあり、全店舗が前年実績を上回った。大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では対前年86.2%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計(既存店)では同81.7%増となった。商品別では、ラグジュアリーブランドや美術・宝飾品が好調で、食料品もゴールデンウイークの帰省土産を中心に売上げを伸ばした。大丸松坂屋百貨店合計の免税売上高は対前年225.6%増(客数同214.6%増、客単価同3.5%増)であった。

5月度の大丸松坂屋百貨店の店計売上げ(法人・本社などの本年・過去実績を除く既存店)は、前年比89.2%増、19年比13.1%減。うち国内売上高(免税売上高の本年・過去実績を除く)は前年比87.9%増、19年比3.1%減だった。

 

三越伊勢丹

伊勢丹新宿本店 店頭 123.1
三越日本橋本店 店頭 101.9
三越銀座店 134.4
伊勢丹立川店 105.1
伊勢丹浦和店 6.6
三越伊勢丹 計 103.1
札幌丸井三越 50.7
函館丸井今井 5.1
仙台三越 13.5
新潟三越伊勢丹 8.6
静岡伊勢丹 6.3
名古屋三越 15.7
広島三越 18.5
高松三越 25.6
松山三越 41.1
岩田屋三越 46.0
国内グループ百貨店 計 27.7
国内百貨店 計 64.3

【概況】

前年の休業反動の影響などが大きかった首都圏三越伊勢丹が中心となって売上げを牽引し、国内百貨店計で売上げ前年比は164.3%増となった。伊勢丹新宿本店は前月同様にコロナ前の実績を高水準で上回るほか、国内グループ百貨店計の売上げ前年比は4カ月ぶりに2桁増であるなど復調基調にある。

伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店では、引き続きラグジュアリーブランド等の高付加価値な商品への購買意欲が高く、宝飾・時計・ハンドバッグ・財布はコロナ前水準比でも2桁増。前月に続き外出機会の増加から購買意欲は高く、夏物衣料や服飾雑貨が好調だった。

免税売上げは、首都圏三越伊勢丹計、国内百貨店計ともに前年実績を上回った。

 

そごう・西武

西武池袋本店 83.7(19年比0.7)
そごう・西武全社(10店)計 33.6(19年比▲4.4)

【概況】

5月度の売上げは、全店計で既存店前比33.6%増と8カ月連続で前年伸長。全領域で前年売上げを大きく超えて推移した。高級雑貨が前年比約85%増、プレステージブランドが前年比約55%増と引き続き全体を牽引し、衣料品計でも前年比約50%増と、外出機会の増加を受けコロナ前の売上げ水準まで復調した。

免税利用売上げは前年比約50%減、19年比が約85%減。客数の前年比は約0%、19年比は約95%減だった。

 

松屋

銀座店 103.6
浅草店 29.6
銀座本店(銀座店、浅草店合計) 95.0

【概況】

5月の銀座店は、売上高が前年に対してほぼ倍の売上げの伸びを示した。前年は、月末まで緊急事態宣言が延長したことにより、食品等の生活必需品を除き、ほぼ全館で休業だった。化粧品が前年比46%増、ラグジュアリーブランドは約150%増となる等、銀座店の強みとなるカテゴリーが引き続き好調に推移、加えて、大型連休中は、コンテンツ催事「鬼滅の刃全集中展Ⅱ」が前月中旬から開催されたことで、全館の回遊・買い回りも加速した。

 

阪急阪神百貨店

阪急本店 502.3
阪神梅田本店 406.5
支店計 65.0
全店計 199.8

【概況】

前年は、緊急事態宣言にともなう営業制限をしていた反動で、売上高は大幅に前年実績を上回った。3年ぶりとなる行動制限のないゴールデンウイークは、特に阪急・阪神両本店で、若年層やファミリー層を中心に賑わいを見せ、キャリーケースを持つ客も多数見られた。4月末以降10日間の売上高は、ほぼ2019年並みにまで回復し、インバウンドを除く国内売上高は、2019年比104%と実績を上回り好調。特に、阪神梅田本店は、売上高・国内売上高ともに2割近く上回った。インバウンドを除く国内売上高の2019年比(月累計)は、103%とコロナ前の水準を上回った。中でも、阪急・阪神両本店はそれぞれ113%と、2桁増の結果となった。

阪急本店は、ゴールデンウイークを中心に、購買意欲の高い客が多数来店した。モードやラグジュアリーファッション、アクセサリーや宝飾品が特に好調で、アイテムでは気温の上昇とともに、ブラウスやブレスレット、帽子、サングラスなど季節商材の動きが堅調。また、サンダルが例年より早い動き出しを見せている。

今回、母の日がゴールデンウイーク最終日ということで、一緒にお出かけや食事という人も多く、ギフトの価格帯が2極化。一方、食品は手土産とギフト、両方の需要を汲み取り活況だった。

例年5月に開催している人気催事「ワールド・ティー・フェスティバル」が3年ぶりのリアル開催となり、連日幅広い年代層の客が来場した。有料のセミナーも全て満席と盛況で、目標売上高も大幅に上回った。

 

近鉄百貨店

あべのハルカス近鉄本店単独 249.7
(あべのハルカス近鉄本店Hoop等を含む) 202.9
上本町店 81.4
東大阪店 1.4
奈良店 ▲13.8
橿原店 ▲2.8
生駒店 ▲0.6
和歌山店 0.7
草津店 3.5
四日市店 18.3
名古屋店(近鉄パッセ) 31.3
合計 58.5

【概況】

あべのハルカス近鉄本店は、3年ぶりに休業要請等による制限のない営業となり、ゴールデンウイークは外出意欲の高まりが見られ、期間中開催した北海道関連イベントも目標を上回った。母の日商戦においても、お弁当やアクセサリーなどが好調で、2019年度実績を上回った。

商品別では、昨年から段階的に実施している改装が奏功し、強化したラグジュアリーブランドで売上げを伸ばした。また、食料品売場ではイベントホールの集客効果に加え、周辺ショップへの回遊性も高まり、惣菜関連の売上げが好調に推移した。外商売上げは、催事販売の強化などにより、2019年度比で27%増だった。


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